アットプレス
六甲山観光株式会社(本社:神戸市灘区 社長:妹尾昭孝)が六甲山上で運営を行っている六甲高山植物園では、寄生植物のギンリョウソウモドキが開花しました。
ギンリョウソウモドキは、葉緑素を持たず菌類に依存して栄養分を得ている菌従属栄養植物です。6月に開花するギンリョウソウに似ていることからこの名があります。花の時期以外は地上部がなく、条件がそろわなければ出てこないため、その姿を見ることは稀です。当植物園では2015年に開花を確認したのち2022年に再び開花するまで6年間は地上に姿を現しませんでした。
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■ギンリョウソウモドキ(ツツジ科)
東アジア・北アメリカの温帯に広く分布し、日本では北海道~九州で見られます。林内のやや暗いところに生え、高さは10cm~30cm。菌類(菌根菌)から栄養分を得る従属栄養の多年草で葉緑素を持たず、全体が白色でやや赤みを帯びます。秋に開花することから別名をアキノギンリョウソウと言います。当園のギンリョウソウモドキは、あと1週間程度お楽しみいただける見込みです。

◆六甲山上で開催中のイベント
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「神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond 」
神戸・六甲山上を舞台に、自然とともに現代アート作品を楽しめる芸術祭。16回目を迎える今回のテーマは「環境への視座と思考」です。今年は奈良美智や、川俣正、村松亮太郎/NAKED, INC.など国内外で活躍する61組のアーティストによる多彩な作品が展示されます。

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