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『人民日報海外版日本月刊』は、スターカラオケ(星聚会)創業者 翁培民氏の取材記事を公開しました。

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スターカラオケ渋谷店外観

■星の光が照らす新たな時代の始まり
東京の夏の夜、渋谷のネオンが流れる星のようにスクランブル交差点を照らしていた。2025年6月29日、中国の大手カラオケチェーン「スターカラオケ」の金色の看板が渋谷中央街西口に点灯した瞬間、「アジアのトレンドの聖地」であるこの街は、1972年に日本初のカラオケ店が誕生して以来の大きな衝撃に包まれた。「エンタメ界の黒船」と称されるイノベーターで、スターカラオケ創業者の翁培民は、巨大なLEDスクリーンの前で、ガラスカーテンウォールに流れる「楽しさに時差はない」というキャッチコピーを見つめていた。彼の姿と東京タワーの光とが重なり、時空を超えて二つの世界が交わったようだった。
3年前、スターカラオケの調査チームが初めて東京の夜の街に足を踏み入れた時、そこには、まるで昭和の時代で時間が止まったかのようなカラオケ店の姿があった。古びて色あせた機器、ひじ掛けのすり減ったソファ、そして狭い個室で父親世代の娯楽を繰り返す若者たち。それは「失われた20年」を象徴するような光景だった。
そして今、スターカラオケの日本初の旗艦店・渋谷店の店内は、光と音の演出が空間を多次元の世界に変えていた。ディスコレーザーが飛び交ったかと思えば、次の瞬間、禅の茶室のような静寂な世界が広がる。モジュール式の壁はトランスフォーマーのように自在に動き、カラオケを超えた「エンタメ空間」を作り出していた。

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